Vシネマ「フルメタル極道」【感想】理屈抜きに楽しい!完全無欠のSF極道Vシネマ!

映画

三池作品コンプリートを目指し(凄まじい作品数なので、たぶん無理ですが)、三池関連ソフトを観まくってる今日この頃。

今回観たのは、タイトルを聞いただけでもゾクゾクしちゃう、1997年作品:FULL METAL 極道」です。

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概要

  • 監督:三池崇史
  • 脚本:江原至
  • 撮影:安藤庄平
  • 音楽:遠藤浩二
  • キャスト:うじきつよし、田口トモロヲ、シーザー武志、大杉漣、港雄一、北村康(北村一輝)、中原翔子
  • 製作年:1997年
  • 製作国:日本
  • メーカー:JSDSS(ジーダス)

あらすじ

「あんた、絶対ヤクザに向いてないでしょ!」

ヘタレヤクザの鋼(ハガネ)健介(うじきつよし)が、組の裏切りによって、慕っていた兄貴・土佐(シーザー武志)ともども殺害される。

そして、死体を引き取ったマッドサイエンティスト:平賀源白(田口トモロヲ)の手によってフルメタル極道と化し、超人的な肉体を手に入れたハガネ。

よみがえったハガネは、自分と兄貴を騙し討ちした組織壊滅のため、決死の復讐に乗り込むのだった・・・。

感想

メタル度完全解説!

三池監督の弾けた魅力が画面の至る所から溢れ出る、理屈抜きに楽しい完全無欠のSF極道Vシネマです。

まあ、簡単に言ってしまえば、「ロボコップ!極道バージョン!」

この主人公の名字が、鋼(ハガネ)って言うところからして、もはやフルメタルになるために生まれてきた(いや、死んじゃった)様な男なんですけど、スゴイのはそのフルメタル度。

「フルメタル!」・・・と言っても、全身を機械化したわけではありません。

首から上、手足、心臓、そしてなんと「オチン◯ン」だけは生身のモノを使用すると言う、いわゆるサイボーグ。

そしてなんと、首からは上は、ハガネ本人のモノを使用してるんだけど、手足と心臓とオチン◯ンは一緒に殺された兄貴:土佐(シーザー武志)のモノを利用した合体品と言うから驚き。

しかも、メタル製の背中には、兄貴のモンモンが皮膚ごと貼付けられていると言う「完全極道仕上げ!」

フルメタルとなって目覚めたハガネが、付け替えられたオチン◯ンを見て、「でかい、しかも剥けてる〜」と感激するシーンは、涙なくしては見られません。

更に、壁の向こう側も見通す透視能力があり、外から来た敵の存在をキャッチ!

また、数十メートル先の音声も聞き取ることが可能で、元カノと弟分がホテルでナニしてる真っ最中の声も丸聞こえ。

「アニキよりオレの方がいいだろう」「全然いいわ〜」・・・

なんて、絶対聞きたくもない会話まで聞こえてきちゃう高性能スーパー聴力が備わっているのです。

平賀博士の野望

マッドサイエンティスト:平賀源白を演じているのは、怪優:田口トモロヲ

そう言えば、且つて彼も「鉄男」でいわゆるフルメタルの元祖みたいな役を演じていたわけで、何か運命的なモノを感じてしまうのです。

っで、この平賀博士が、なんでこんな研究をしているのかと言うと、それは、「異常なくらいのヒーローマニアだった!」ってのが理由。

ハガネのことを「レッド」と名付けるほどのヒーロー大好き平賀博士ですが、なんで背中に刺青なんか貼付けちゃったのかは理解不能。
まあ、この映画で描かれるキャラ達の性格設定を深く考えても全く意味がありませんので、とりあえず平賀博士の行動は、「マッドだからしょうがないのね」くらいのノリで理解するしかないでしょう。

っで、この平賀博士は、ハガネに続いて「ピンクレンジャー」の製造にも取りかかるのですが、仕入れた死体のオネエちゃんがダッチワイフみたいなルックスだったことに大激怒。

「ピンクレンジャーは美人じゃなきゃダメなんだ〜!」

・・・と叫びながら、この死体の改造を断念する平賀博士の姿こそ、彼のヒーローに対する美意識を強く表した名シーンとして、これからも長く語り継がれていくことでしょう。(ウソです!)

ショボさが楽しいアクションの宝庫!

っで、いよいよ物語は、フルメタルとなったハガネと極道組織との対決シーンへと移っていきます。

ベンツを破壊し、組員をブッタ切り、ラスボスである組長に辿り着くまでのアクションシーンは圧巻。

ハガネのパンチで極道(大杉漣)の首が吹っ飛び、蹴り上げられた生首が都会の夜空を浮遊しながら、何キロも先の組事務所の玄関先にピンポイントで落下する一連の描写を、当時のショボショボのCGを使って華麗に魅せてくれます。

ヤクザ時代、唯一の友だった同僚:タカちゃん(北村康:若かりし頃の北村一輝です)との対決シーンもキレ味抜群。

ハガネの長ドスで胴体を真っ二つに分断され、「これだけ出せば文句ないでしょ!」ってくらいの大量血シブキをピューピュー吹き飛ばしながら腰から二つに崩れ落ちていくタカちゃん・・・。

作りモン丸わかりのキッチュな特撮が、私たちを魅惑の別世界へといざなってくれるでしょう。

別の意味で「衝撃のラスト!」

そして、いよいよクライマックス。

組長の卑怯な手によって絶対絶命のピンチを向かえるハガネは、一体どうやってこの危機を回避するのであろうかと、息を飲んで見ていると、なんと・・・

「背中からいきなり触手みたいなのが出て来て逆転勝ち~!」

「なに~!そんな武器があったのか〜〜!」

そんな、強引な幕引きで見事に復讐を遂げたフルメタル極道は、力尽き、そっと機能を停止するのであった・・・って、エエ加減さもここまでくると清々しささえ漂います。

そして、全ての戦いが終了したそのとき、戦場跡に駆け付けた平賀博士が、イキナリ着ていたコートの前をパッと広げると、彼の股間には・・・

「超巨大なオチン◯ンがぶら下がっていた!」

「えええっ! 博士の研究の目的は、実はこれだったのか〜〜!」

あまりの衝撃のラストに、ただただ茫然と立ちすくむしかない、見事なエンディング。

ヴァイオレンス満載、バカバカしさ保証付き、エロくてグロくてCGショボくて、B級大好きの皆さんには絶対お薦めのSFアクション大巨編。

こんなのを大真面目に金かけて作ってる三池監督を心から尊敬します!

「フルメタル極道」"FULL METAL YAKUZA" Japanese Theatrical Trailer(1997)

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